選択の幅を最初から狭めない
「未経験が転職で目指すときにおすすめの企業形態」についてお話します。
IT業界の構造がわからない方はこちらの記事を先に読むとわかりやすいと思います。
もちろん、自分が入りたい企業に入るのが一番です。しかし、未経験だと「よく分からない・自社開発企業にこだわりすぎて決まらない、すぐに決まるSES企業にしてしまった」など後悔する方も多いです。
未経験だと「自社開発企業じゃなきゃ駄目だ、SES企業はそれだけで駄目だ」と視野がせまくなりがちです。一つの考え方として「受託開発企業もいいね」と思ってもらえれば嬉しいです。
それでは見ていきましょう!
未経験には受託開発企業がおすすめ
未経験者には「受託開発企業」をおすすめします。一般的なレベルの我々にとって一番再現性が高く、次につながりやすい選択肢だと思うからです。
もちろんすべての企業が同様ではないですが、傾向とすれば高いはずです。受託開発企業の利点、自社開発企業・SES企業との比較からみていきましょう。
②自社開発企業はハードルが高い
③SES企業は見分けるのが難しい
受託開発できる企業はある程度の技術力と組織力がある
受託開発企業は教育環境が一番整っています。仕事が請け負えるのは、期間内に仕上げる技術力と体制があるからです。一定の技術力と組織力があると、教育に時間をかけられるようになります。
未経験者は「調べて聞く」の繰り返しです。自社開発企業はスタートアップが多く、組織力が弱いためそこまで丁寧に対応するのが難しいです。
SES企業は優秀な上司と同じ現場にならないと力が伸びにくいです。「教育」という面で見た時に、一番効果的なのが受託開発企業です。
自社開発企業はハードルが高い
サービスを成長させなければ終わる。この特性上、未経験より経験者、未経験者の中でも優秀な人になります。20代であればまた違うと思いますが、30代未経験となるとハードルはかなり高いです。
もちろん、そこに絞って当たり続けるという選択肢もありますが、実務経験を積んでから、心からいいと思えるサービスをつくっている企業に転職する方が再現性と満足度は高いと思います。
自分が興味のないサービスの開発をし続けることはかなりしんどいです。
SES企業は見分けるのが難しい
SES企業は「実務未経験大歓迎」をエサに労働力だけを求めている企業と優良な企業を見分ける必要があります。この点は別記事にしますね。
仮に見分けられても、派遣先でどのようなことをするのかわかりません。受託開発企業であれば、入社後に何をするのか方向性がある程度見えるので、自分の身につけたい技術との方向性が確認できます。
まとめ
未経験者には受託開発企業がおすすめ
その理由は次の3点
②自社開発企業はハードルが高い
③SES企業は見分けるのが難しい
これだけ受託開発企業を推しましたが、まずは、転職初期に受託開発・自社開発・SESにまんべんなく応募して、結果の違いを分析してみるのがいいと思います。
初めから先入観を持ちすぎないことですね。話を聞くと理念に共感できる企業もありますし、同じ形態の企業でも体制や技術に大きな違いがあるのがわかります。
一通り受けた後に再度この記事を読むと、また違って見えてくると思います。転職活動は大変ですが、改善を重ねれば効果は必ず出ます。
企業選びの視野が狭くなってきたときの参考になれば嬉しいです。
コメント