現実を知れば冷静に対処できる
今回は「未経験転職の心構え」です。
未経験転職はやりきれば確実に就職できます。しかし、厳しさによって途中で諦めてしまう人もいます。
最初から起こりうることがわかっていれば、対処法が考えられますし、メンタルも病まなくてすみます。そもそも転職をあきらめる選択もできます。
特に30代は厳しいです。厳しい現実を知った上で、どう対処していくか考えるきっかけになると嬉しいです。
それでは見ていきましょう。
転職前に押さえたいこと
転職前に押さえておきたいことは次の4つです。
書類審査は8割落ちる
プログラミングに特化しても受からない
試行錯誤を繰り返し続ける
順番に見ていきましょう
プログラミングスクールに期待しすぎない
「プログラミングスクールに入ればなんとかなる」と転職前は考えがちです。転職成功率99%と聞けばなんとかなると思うのも普通です。
この数字は1日10時間の学習を継続し、半年間、毎月20~30社書類を送り続けて、転職活動を続けた人のうち99%が転職しているという意味です。
裏では数多くの受講生が途中離脱しているのは知っておきたいことです。事実として、私が所属していたテックキャンプのチームでも離脱者は少なくとも6人中2人いました。
「自分で学習・転職する決意を支えてくれるのがスクールの役割だ」と私は思っていました。
書類審査は8割落ちる
書類審査は落ちまくります。ある意味気持ちいいぐらいです。10社中2社通れば十分ですので、メンタル持っていかれないようにしてください。
企業側にたてば、未経験はそもそも育成コストがかかるから雇いたくないし、雇うなら若い人の方がいいですよね。組織に染まってない、好奇心が高い、給与も低くてすむからです。
落ちることは受け入れながらも、データを分析してプロフィールを最適化していく継続力が必要です。
プログラミングに特化しても受からない
プログラミングが好きな人ほどはまる罠です。エンジニア転職だから技術力が高くなれば受かると思うと失敗します。技術力で勝負になると、普通の転職組と戦わねばなりません。
エンジニアのロジック力を計るPaizaというサービスがあります。Paizaにのめり込むようだと要注意です。私は目的が転職からPaizeでAランクをとることになってしまった人を見ました。
転職を成功させるためには、書類作成・面接対策・プログラミングが等しく重要です。私もそうでしたが、プログラミング偏重になりがちです。
特にプログラミングスクールで転職を目指す人は要注意です。目的が「プログラミングを身につけること」になりがちだからです。
私は「プログラミングは手段、目的は転職」と何回も自分に言い聞かせていました。
試行錯誤をやめない
転職活動は1ヶ月から半年はかかります。長期間になるとメンタルが疲れ、エンジニアを諦める方もいます。逆に転職活動を楽しみましょう。私は試行錯誤を楽しんでいました。
・そもそも書類を見るのは採用担当か、経営者か、CTOか、リードエンジニアか
・どんな間のとり方や話し方だと熱意が伝わるか
・相手が面接してよかったと思えるためには何が必要か
・自分はどんな状況だとうまく話せないのか
意識すると本当に面白いです。コーディングテストができなかったときの面接への影響は想像以上でした。
負のイメージが次の行動に直結するのはいい発見でした。自分の中で気づきと改善を繰り返すことで前向きに取り組めるようになっていきます。
まとめ
最後にまとめましょう。転職前に押さえておきたいことは次の4つ。
書類審査は8割落ちる
プログラミングに特化しても受からない
試行錯誤を繰り返し続ける
自分で考えて「書類・面接・プログラミング」をバランス良く改善していけば、必ず転職までたどり着けます。
この記事を読んでエンジニアの世界に進む人が一人でも増えると嬉しいです。ではまた!
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