【ゼロからわかる】IT用語スワップとは?わかりやすく解説!メモリとハードディスクの違いもわかる

スワップとは何か IT用語
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スワップを知るとパソコンを軽くできる

今回は「スワップとは何か」について解説します。以下のの方に向けた内容になります。

  • スワップって聞いたことがあるけどよくわからない
  • メモリとハードディスクの違いがわからない

スワップを知れば、メモリとハードディスクの役割の違いが明確になるため、パソコンが重くなる理由もわかるようになります。

メモリ不足で困ったときに「今はスワップ使えばいいじゃん」という選択肢をとれるようになるため、メモリ不足対策の一つの武器が手に入ります。

それでは詳しくみていきましょう。

スワップとは何か

スワップを一言で表すと次のようになります。

メモリの使用領域をハードディスクに拡大すること

メモリとハードディスクの意味がわからないとわかりにくいので先に見ていきましょう。

メモリとは何か

メモリとは、作業を効率化するために一時的にデータを置いておく場所です。

データをすぐに取り出せる分、多くの情報は保存できません。

机が広いと、ペンやパソコン、ノートなど多くのものが置けるので、作業をすぐに行えますね。

その代わりにものを置ける量は限られています。

ハードディスクとは何か

ハードディスクとは、長期的にデータを保存しておく場所です。

大容量で保存できる分、保存したりデータを取り出すのに時間がかかります。

机の引き出しが大きいとたくさんの物をしまえますが、取り出すのに時間がかかるのと同じです。

メモリ・ハードディスク共にデータを保存する役割は一緒です。違いをまとめると次のようになります。

  • メモリ:すぐに使うもの
  • ハードディスク:長期的に保存しておきたいもの
タック
タック

「旅行の計画」はすぐに使うからメモリに保存して、「思い出」はずっと残しておきたいからハードディスク保存するイメージです。

スワップを詳しく解説

それでは、スワップに戻りましょう。スワップとは、メモリの使用領域をハードディスクに拡大することです。

メモリが一杯になった際に、あらかじめデータの一部をハードディスクに保存する容量を決めておきます。

スワップイン

メモリが上限近くになると、自動的にメモリの中から使われていないデータを選択してハードディスクに退避させます。メモリからハードディスクにデータを退避させることをスワップインといいます。

スワップアウト

ハードディスクに保存されたデータを直接使うことはできません。ハードディスクに保存した内容は、必ずメモリに保存し直さなければなりません。ハードディスクからメモリにデータを保存し直すことをスワップアウトといいます。

 

メモリの特徴はデータを素早く使える分、多くの容量を持てないことでした。少ないメモリの容量をハードディスクから一部間借りするやり取りがスワップです。

 

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スワップの弱点

便利なスワップにも弱点があります。ハードディスクに退避したデータの取得に時間がかかることです。つまり、パソコンが重くなる可能性があるのです。

最初はメモリの不足を補えるならば、これほど便利なものはないと思っていました。

しかし、ハードディスクはたくさん保存できる代わりに、データの保存や取得に時間がかかります。

メモリは素早くデータを使うことが目的なので、データの取得や保存に時間がかかると快適に作業できません。

あくまで、スワップは一時しのぎです。メモリ容量が少ないにもかかわらず、スワップ領域を広げすぎると、使用頻度の高いデータもハードディスクに保存されます。

そうなると、使用頻度の高い作業をするのにも、ハードディスクからメモリにデータを移行する時間がかかるため、逆にパソコンが重くなります。

パソコンが重い原因はスワップにある可能性もあるのです。

まとめ

最後にまとめていきましょう。

■スワップ

メモリの使用領域をハードディスクに拡大すること

 

■スワップイン

メモリ容量がいっぱいになってきた時に、使用頻度の低いデータを自動的にハードディスクに移動させること

 

■スワップアウト

ハードディスク似保存されたメモリのデータを使用するときに、再度メモリにデータを移動させること

 

■スワップの弱点

スワップアウトが発生するため、使用頻度の高いデータまでハードディスクに格納されると取得に時間がかかりパソコンが重くなる

私はAWSEC2を使う時に初めてスワップを知りました。Amazon EC2の無料枠で使えるmicroインスタンスはメモリが1GBしかありません。

そのため、負荷のかかる作業をするとメモリが足りなくなるのです。その不足を補うためにスワップを使いました。

スワップを使いこなして、快適なエンジニアライフを目指していきましょう。

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