後悔しない選択をするために
未経験エンジニア転職は、手順を踏めば必ず実現できます。しかし、最初の一歩を間違えて「やっぱり、退職するんじゃなかった。プログラミングに向いていなかった」となる人も多いです。
テックキャンプに通った人の中にも「お金を払っていなければすぐにやめていた」という人がいました。後悔しない選択をするために、退職して未経験エンジニア転職を目指す前にしておきたい2つのことをお話します。
想いを確認して行動する
・プログラミングを試してみること
「なぜエンジニアになりたいか」を転職前のタイミングで考える意味は大きいです。未経験エンジニアの転職活動では「なぜエンジニアになりたいかを熱く語れることができるか」が採否の決め手になるからです。
技術力がない未経験者が頭一つ抜けるには想いを語るしかないのです。想いのない人は確実に学習を継続できません。
「退職前にプログラミングを試すなんて当たり前でしょ」と言われそうですが、できてる人はかなり少数です。
テックキャンプのキャリアアドバイザーに聞いたところ「事前学習者は肌感覚で5割もいない」そうです。
いくらメニューを読んでも料理の味がわからないように、プログラミングが楽しいかはやってみないとわかりません。
自分に向いているかの判断は、退職前にしておき、退職後は転職まで一気に突き進みましょう。
自分の想いを明らかにする方法
「なぜエンジニアになりたいか」と問われると意外と難しいですよね。私は次の2つのステップで考えていました。
①簡単なことから考える
②徹底的に深ぼる
簡単なことから考える
「なぜエンジニアになりたいか」をいきなり考えることはハードルが高いです。極力ハードルを下げると、見えてくるものがあります。
例えば
- 普段使うサービスは何か
- 人に勧めたいサービスはあるか
- 考えることが好きか
- 自分の仕事の不満をサービスで解消できないか
- 今の仕事の何が良くて、何が悪いのか
頭の中で考えるのではなく、10分間思いつくままに書きなぐると意外な気持ちに気づくことがあります。
「根源にはサービスで何かを変えたい」熱い気持ちがきっと見つかるはずです。時間をかけて繰り返し行なうといいですね。
徹底的に深ぼる
例えば、エンジニアになりたい理由が「場所にとらわれずに働けること」だとします。
まだまだ浅いのでここから深堀ります。
- 場所にとらわれない働き方は、ブログ・動画編集・Youtubeなど他にも選択肢があるのになぜプログラミングを選択するのか
- そもそも、なぜ場所にとらわれたくないのか
- プログラミングで場所にとらわれない働き方は実現するのか
- 場所にとらわれない代わりに営業力が問われるのではないか
深堀りを続けていくと、問題を解決する手段が、プログラミング以外で見つかるかもしれません。プログラミングの中でも、アプリケーションよりホームページなどのWeb制作が向いているのかもしれません。言語化することで考えが深まります。
プログラミングを試す方法
プログラミングを試す方法は「プロゲート」から始めればいいと思います。プログラミングの実行環境をつくらなくても、サクッと始められるからです。
HTML、CSSを試してみる。アプリケーションに興味があればRuby、Rails、web制作に興味があればJavaScriptまで一通りやってみるのがいいですね。
完璧に理解するというよりは「何ができるかを知る」というレベルで、ざっと行ないます。向き不向き・楽しいかを知るという感覚で進めてみる方がいいですね。
まとめ
退職して未経験エンジニア転職をする前にしておきたいことは次の2つ。
・プログラミングを試してみること
「なんとなくプログラミングやっといたほうが役立ちそう」位の気持ちだと100%挫折します。まずはプログラミングを試してみて、楽しい気持ちを持てたなら、どんどん前へ進んでいきましょう。エンジニア仲間が一人でも増えると嬉しいです。
コメント